アメリカでスピード違反のなれの果て

友人との話の中で書くことになったブログネタ。
 
なんの罰ゲームだかわからんが、
それはアメリカ留学時代の
突っ込みどころ満載の話の数々。

思い起こせば、帰国するときに思い出も、
なにもかもひとまとめにして
心の箱にしまって置き去りにしてきたよな。

とうことで、笑ってやってくださいまし。

 
さびれた町の中古車ディーラーで
20万円で手に入れたワインレッドの
フォード・トーラスを繰り出して、
放課後のドライブへと隣町へ繰り出した
日の事です。
 
それは、
留学して1年ちょっとほど立った
秋の終わりの頃の話。留学生活にもなれ
色々なことが自分でできるようになった
楽しさも交じってか、少しハイスピードで
飛ばしていました。
 
隣町まで続く、ただただ真っ直ぐな道。
すれ違う車はまだらで、のんびりと
ボーっと運転していたのです。
 
やがて、すれ違い際にパトカーが
サイレンと青色のパトライトを点灯して
行きました。
 
ああ、スピード違反だな。
気の毒なヤツがいるな・・・と思いつつ
バックミラー越しに見ると、
な、なんとUターンしているではないですか?
 
 
まさかオレ?
 
と、考えるがいやな、
森の中へと続く荒れた道が見えたので、
思わずハンドルを切っていました。
 
心臓はドキドキ、バクバク。
ああ、きっとオレだ。
スピード違反。
やっちまたな・・・・
 
捕まったら知らんふりして、
森の中に入ってみたという説明でも
するか?と以外に冷静な自分がいました。
 
バックミラー越しに
森の中をどんどんと追いかけてくるパトカー。
茂みを右に左にカーブしながら、舗装されて
居ない道を砂埃を巻き上げながら進んでくる。
 
こうなると、
止まりたくても止まる理由が見つからない。
 
この状況を抜け出す
手段はないものかと思案するも
なにも見つからず
やがて行き止まりになりました。
 
ああ、終わったな。
 
後ろにつけたパトカーからは
警官が2名降りてきました。
 
手には拳銃。
黒光りしている銃口はこちらに向いている。
冷たい銃、きっと何度も射撃場で実弾練習している。
日本のおもちゃの銃ではない、
重くてダークな本物の銃。
 
「手を上げろ」と後ろから声がした。
 
ワタクシは・・・声も出せずに、
運転席で自信無げで中途半端な万歳のポーズ。
ああ、カッコ悪い。
  
「外へ出て、ボンネットへ手をつけ!」
 
 

お決まりの身体検査に
車の中に変なものがないかの確認を念入りされた。
 
そして、何もないことがわかるまで、
その銃口を突き付けられたままだった。
 
やがて、免許書の提示をもとめられ、何やら本部と
照会を始めたところで、別のパトカーが到着した。
 
えっ、もう???
 
アメリカのパトカーは現場へ駆けつけるのが
こんなにも早いのか?と平静と感じた自分が
いるとともに、こんなことぐらいで
応援を呼ぶなよと妙に冷めた自分がいた。
 
なんで逃げたのかの質問には
「パトカーが追っかけてきたので、
 自分じゃないと思って取り合えずハンドルを
 切ってみたら、森の中だった。
 そんな形相で追いかけてきたら、
 止まるに止まれなくなっちゃった」
 
「バカかおまえは!
 パトカーが追跡したら止まることぐらい分っているんだろ。
 それにここは学生がドラッグをやる格好の場所なんだ、
 そんなところに逃げ込んだら余計怪しいって考えるだろ!
 ところで、おまえはクスリはやってないよな?」
 
「ノ、ノー」と答えるのがやっとだった。
 
ただのスピード違反だが、逃げた事実もあるし
この場所も悪い。お灸をすえる意味で、
簡易裁判所へ出頭してもらうからな、とお巡りさん。
(トホホ・・・)  
 
丁寧な説明にも関わらず、
毅然としていて有無を言わせない
凄味があった。
 
この間、ほんの約30分ほどの出来事。
映画のワンシーンみたいで、自分事に感じなかった。
 
やがて、解放され。
 
もう隣町へと行く気が失せたので
そのままドライブをして帰ることにした。
 
片手には、白っぽいスピード違反切符。
ああ~、やっちまった。
 
 
後日、指定の簡易裁判所へと出頭すると
なんてことない、その場で罰金を払うのみ。
なんだか、拍子抜けをしたが、その額は
学生の身分としては法外に高かった。
 
 
 
やがて、この出来事が人の役に立つのは
20年後のこと。友人の知り合いがアメリカで
スピード違反をしてしまい、そんな折に相談が
舞い込みました。帰国を2日後に控え、
どう対処したらよいかというものだった。
 
まずは、その違反切符を写真でおくってもらい
内容を正確に理解して、何をいつまでに
しなければいけないのかを把握することからスタート。
 
結構な超過スピードでの違反だったので、
罰金の支払いではなく、簡易裁判所への出頭が
必要でした。
 
そして、現地でできることをアドバイスしたところ。
翌日には、果敢にも指定の簡易裁判所まで出向き
罰金の手続いをすませて、全て完了してきました。
 
トラブルの際にちゃんと相談ができて、自分も
ちゃんと動いて解決してきたその行動力には
関心したものです。
 
 
私なんて、あーあ。
まあいっか、なんて考えてたから
誰にもSOSを出さなかったしね。
何かあったら相談するってことすらしなかった。
だめだよね、いけないよね。
なんて、反省したものです。
 
ちゃんと相談できること。
逃げないこと
そして行動ができること。
 
そんな基本的なことが身についていたんだと
思います。この方の親御さんの教育がしっかり
していたからトラブルの際にもちゃんと対処が
できたんだと思いました。
 
立派だなーってね。
 
自分もちゃんと子供の教育ができているかな?
と思いつつも、その前に、自分の教育はどした?という
ツッコミはこの際、なしということで(笑-)
 
 
======================
   ライフコーチ 大槻 篤志
 Home Page   https://atsushi-otsuki.com/
 プロフィール Profile
 経歴     こちら
 メルマガ           登録はこちらから
======================

コメントを残す