「ああ、やっちまったな」と思う時

昨日に引き続き、留学生時代の話
第2弾です。

学生の間では、Pits(ピッツ)と呼ばれる
その場所に行ったのはほんの出来心から。

学生が日ごろのストレスを発散する場所で
森の中の少し開けた原っぱ。

みんな車で乗り付けて
音楽や酒をのみ
少々バカ騒ぎするそんな場所なのです。

その日は、遠くから卒業生の友人が
訪ねて来てくれていて、
みんなが集まるところに行きたいということでした。

そうだ、ピッツに行こうぜという成り行きになり、
ワタクシは運転手。

やがて到着するも、
時間が遅かったので大方の学生は帰ったあと。

まあ、折角来たんだからということで。
友人が持ってきたワインクーラーを飲むことにした。
大丈夫だからという友達の声を信頼してね。

ヤツは昔からの友人をみつけては楽しく話し込んでいたけど、
その日の終焉は随分と早く、どんどん帰っていく生徒たち。
じゃあ、みんなで寮で集まるか?ということになり、
結局ワインクーラーを2本ほどのんでから、戻ることにした。
運転手はワタクシでね・・・。

事件はその帰り道。

パトカーが一台、アンブッシュ・・・
つまり待ち伏せしていた。

サイレンをならすでもなく、
止まる様に指示するでもなく
ただただついてきた。

そして、校内に入った
ところでサイレンを鳴らした。

すぐに車を止めたが
まずいことにすこしアルコールを飲んでいる。

当然、生徒がわらわらと寮から出てきた。

「どうした?どうした?」
「あの日本人はいったい何をしたんだ?」
そんな声が聞こえてくるようだった。

高鳴る胸の鼓動はどんどん早まり
喉から心臓が飛び出そうだった。

警官が窓を開けろ、
それと免許書もだ言ってきた。

なんでも、あの場所は学生が集まって
飲んだりクスリをしたりしている場所だから
見張っていたんだとのこと。

ちょっと呼気検査をするから待ってろとのお達し。
絶対、アウトだと覚悟を決めた。

酒気帯びで捕まると、
当然Jailに厄介になることになる。
そうすると強制送還・・・。
そんなのを連想した。

警官が白いビニール袋にストローを刺して
戻ってきた。

男らしくプ―っと息を吹き込めば
よかったのものを
口の中に溜めた空気を
吹き込んだりしてごまかした。

もっと勢いよく吐けというので、
もういちど深呼吸するふりをして、
口の中に空気をためてなんとかやり過ごした。

その間、諦めと祈りと冷や汗とが交差した。
もうダメかもしれない。

 

結果は、規定値よりも随分低く。
おとがめなし。

でもワインクーラーの匂いはしたらしく
飲んだら乗るな、飲むなら運転するなと言われた。

解放された私はこの場にいてはマズいと思い。
車をさっさと発進させた。

そして、自分の寮の目の前に気たところで
早回りをしていた先ほどのパトカーにまた捕まった。

こんどはサイレン付きだった。

えっ?もしかして見逃しなし???
何がなんだかわからない。

ワインクーラーを飲んだ事実。
パトカーに止められて、
学生の注目の的になっている自分。
なんとか逃れたいがどうしようもできない状態。
きっと呼気検査の数値が間違ってたんだ、
ああ、捕まるんだ!

ああ、こんどこそ終わった。
きっとJailに強制送還だ。

走馬灯のように思いが廻った。

そして、パトカーから警官が下りてきてのたもうた。

「運転免許書を返すの忘れてた」

「は?」

体中の力がぬけた。

あ、いや・・・。
腰が・・・砕けた。

 

このころは、
向こうみずでやんちゃで
ダークな経験を積み上げる。
それが何か?的なそんな生き方でした。 

色々なやんちゃをしたから今の自分がいるのかもね。 
まして、好きでアメリカにいるというのに
そんなリスクを冒してまで飲むことだったのか?

その時に気がつかなくても
ある時点で「ハッと」気づくものです。

ああ、やっちまったなと。

 

<留学時代のストーリー>

 

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   ライフコーチ 大槻 篤志
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