アメリカの大学生は人生経験の猛者ばかり

私の留学時代の話、
シリーズ第6段ということで、どうぞ。
 
私の通うアメリカの大学には
色々な人が、様々な経験を経て集まって
きていました。
 
島国ニッポンにいたら経験できなかった
ことだとつくづく思います。
 
東南アジアからの友人は、
両親から養えないからと言われ、
フィッシングボートに乗って亡命して
きていました。
 
一週間ほど太平洋で漂流した後、アメリカ軍に
助けられて、日本経由で米国に亡命したと、
命からがらの様子を面白おかしくはなして
くれたものでした。
 
勉強はとにかくできたのですが、母国語を
しっかり話し始める前に親元を離れてきた
様子なのでベトナム語は片言、

そして英語も・・・。

亡命後15年は経過しているのに
英語の発音もびっくりするほど、
まだまだ・・・でした。
 
医者からは心理的要因だと言われていたようですが、
幼少の頃の両親からの愛が不足していたんだと
今更ながらに思いました。
 
最愛の両親との別れ、絶対的な愛の欠乏など、
そこには涙がでるほどに辛い、
自己否定感があったに違いありません。
 
 
また、別の友人は
物心がついたころから
義理の姉たちから性的虐待を受けていました。
 
当時、女性経験のなかった大槻少年は
彼がその様子を淡々と話すのを
ただじっと聞いていました。
 
普段は明るく振舞う彼が
魂を絞り出すように一言一言
話すのを目の当たりにしたのは
衝撃的でもありました。
 
両親とも働いていたから、
放課後帰ってくると、それはいつも始まったんだ。
まるで儀式のように・・・と。
 
辛い話を聞かせてくれ、私も彼も
2人とも涙がポロリ・・・。
 
でも、全てを話し終えた彼の表情は
以外にも晴れ晴れとしていました。
 
「話せて良かった」と。
 
 
 
また、社会人をいったん休業して
大学に通う猛者たちもいました。
 
シングルマザー、離婚、虐待、不倫、
湾岸戦争経験者、犯罪など、
いままでは別の世界の話であったハズの話題が
目の前で繰り広げられていくことに
カルチャーショックを受けたものでした。
 
 
大学に通い直す退役軍人の友人もいました。
なぜ?と聞くと、その頃はお金がなく
軍隊に行くしか選択がなかった。
退役した今はやりたいことを探すんだ。
大学に行くのが子供のころからの夢だった。
だから大学に来たと。
 
それはまるで、過去に忘れてきた夢を
取り戻しにきているようでもありました。
 
アメリカっていう国には、いくつになっても
やり直せるシステムがあるんんだ、と
屈託なく笑う彼の顔が印象的でした。
 
 
また、私が通った大学はビジネス系だけでなく、
アートや印刷技術に長けた教育もしていたので、
東海岸からわざわざこの小さな大学に集まってきて
いました。
 
一風変わった服装をするアートな生徒も多かったし
奇抜な髪形の学生も。
 
一見、ハチャメチャそうな感じなのですが、
話すと礼儀正しく、芯もしっかりしているのです。
 
やりたいことがある人間は、ブレることがないのかと
当時、何をしたいのか分らなかった自分にとっては
彼らを羨ましくも思い、自分自身が迷った
子羊のように思えて恥ずかしくも思ったものです。
 
そんな彼らでもやはり多くの人生経験を
すでにしていました。みんな20歳前後だというのに、
家庭環境に大きな影響を受けていました。
親の価値観や期待などを押し付けられるパターンが

多かったようです。

親のいない大学の寮生活で、それはまるで
自分を思いっきり表現しているかのようでもありました。

 
 
そして、
学生の面白い対比として、
 
何をしたいのかわからないビジネス系専攻の学生。
やりたいことがはっきりしていてブレのないアート系の学生。
 
なんていう風に分けられました。
(私の勝手ですね。すみません)
 
私はどちらだったのかって?
 
決まってるでしょ
やりたいことのわからないビジネス系。
 
 
でもね、最初はやりたいことがわからなくても
たとえそれが私のようにそれから20年もかかろうが
こうやって見つけるプロセスが私には大事だったのです。
 
なぜなら、同じような人に
自分はこうだったよだから大丈夫って
自信を持って言えるからね。
 
自信をもって迷っていいのです。
 
そのうち、
落ち着くところに落ち着くものですからね。
 
 
 
さて、

大学での人生模様を振り返ってみましたが

普通の経験をした人など
ほとんどいないのではないかと思うほど
みんなそれぞれ大変な経験をしていました。
でも・・・、
過去の辛かった経験でさえも、
面白おかしく、話をできる友人たちは
過去に囚われることなく、ある程度、
過去の経験を乗り越えていて、
笑い飛ばせる余裕が出てきた
証拠でもありました。
 
これだけ違う経験をした人間が、
なぜ大学という狭いコミュニティーで
出会うことになったのか?
 
不思議でなりません。
 
 
 
  
<留学時代のストーリー>
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 スピリチュアル・ライフコーチ協会
 認定講師 大槻 篤志
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